堀江謙一さんゴール! 世界初、波浪推進船での太平洋横断
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ハワイから約7000キロ先の日本を目指して世界初の波浪推進船で太平洋を横断中だった海洋冒険家の堀江謙一さんが7月4日午後11時50分ごろ、和歌山県・日ノ御埼の西約20キロの海上のゴールに到着しました。
3月16日にハワイホノルル沖を出港し、天候や海流などの影響で予定よりも1か月以上遅れて110日目のゴールとなりました。
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西宮沖で手を振る堀江さん |
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帰港するマーメイドII号 |
7月6日午前9時30分兵庫県西宮市の新西宮ヨットハーバーに帰港しセレモニーが行われ、支援者や関係者、市民ら約300人が集まり、110日間に及ぶ冒険航海の成功を祝いました。
堀江さんは「皆様からの変わらぬ応援を追い風にして、無事帰ってくることができました。」とあいさつ。110日に及ぶ航海については「日数はかかったが、ボートは完全な状態で、食料もまだ1ヶ月分は残っているので、もう少しエンジョイしてもよかったかな。」と余裕をみせてくれました。
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波の力で進む波浪推進船は住友軽金属工業(株)提供のリサイクルアルミが使用されていますが、堀江さんは「もし壊れるとしたら動く翼の部分だろうと思っていましたが、そういう事もまったくなかった。」と船の信頼性の高さを話してくれました。
また「通常の帆を張るヨットと違い、向かい風でも波の力でちゃんと進んでくれたのは驚異的なこと。地球上のありあまる自然エネルギーを、人類の英知を集めて化石エネルギーから変える時代が来ているので、この航海をきっかけに自然エネルギーへの関心が高まればうれしく思っています。」と、環境問題に対する思いを語りました。 |
祝福をうける堀江さん |
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「チャレンジする事のすばらしさをみなさんに伝えたい。みなさんも『やりたい』と『やれる』がそろえば、月にでも行けるのではないですか。」と話し、「私は今69歳ですが、三桁(100歳)までがんばります。また近いうちに航海に出かけます。」と次の冒険に向け熱く語り、世界初波浪推進船の冒険航海が終航しました。
写真撮影・記事:住友軽金属工業株式会社、シー・ティ・ワイ 早野堅太郎 |
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SUNTORY マーメイドII号 航海の記録
| 3月16日 |
1日目 |
ハワイ出航 |
| 4月10日 |
24日目 |
日付変更線通過 |
| 5月1日〜 |
45日目〜 |
貿易風弱まる
波風穏やかになり6月15日くらいまで続く |
| 5月17日 |
61日目 |
南鳥島南通過 |
| 6月12日 |
88日目 |
母島南通過 |
| 6月13日 |
89日目 |
北硫黄島北通過 |
| 6月28日〜 |
103日目〜 |
種子島南東の沖合いで強い北へ向かう海流にのり、2日間で300km進む |
| 6月30日 |
106日目 |
突然強い海流がなくなる |
| 7月1日 |
107日目 |
また強い海流にのる |
| 7月4日 |
110日目 |
ゴール |
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出典・参考資料:広報資料、朝日新聞
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夢の波浪推進船「SUNTORYマーメイドII号」完成! |
波の力を利用して進む、世界初の究極のクリーンエネルギー波浪推進船「SUNTORYマーメイドII号」の進水式が
、平成19年5月30日広島県福山市常石造船カンパニーで行われ、関係者・記者の前に初めてその姿をあらわしました。
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ソロセーラーの堀江謙一さんは、これまで、風力、太陽光発電、足漕ぎ(ヒューマンパワー)で、
大平洋横断などを成功させて来ました。
今回の「SUNTORYマーメイドII号」は、船体前方の中央下部に取り付けられた「水中翼」
(飛行機の翼の様な形状)が設けられており、これまでとは異なる第4の動力「波」によって船体が上下方向に
移動する際に、この「水中翼」に発生する「揚力」を船の推進力に変換して進む様に設計されています。
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堀江さんによれば、「ソーラーパワーで進む船体は現代の技術を用いなければ作れないが、この波浪推進船
(ウエイブパワーボート)は、昔でも建造ができた船。」と、原理のローテクを強調されていましたが、それ故に、
具体的な建造にはご苦労された様です。
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今回の進水式では、常石造船カンパニーのある湾内では波が無いため、小型船が周囲を旋回して人工的に波を作り、
約1ノット強(時速約2キロ)のスピードで進みました。波の高い太平洋では5〜6ノット(時速約9〜11キロ)の
スピードを期待しているそうです。(堀江さんの最初の航海「太平洋ひとりぼっち」の時は、平均2.35ノットのスピードで航海したそうです。)
「信念と情熱があれば夢を夢で終わらせることなく現実に近づけることができる」
と力強く話した堀江さんは、来年3月のハワイ・ホノルルでの出航に向けて今後テストをくり返すそうです。
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〜報道資料より〜
世界初
ウエイブパワーボードによる ハワイ〜紀伊水道 約6,000km
堀江謙一「SUNTORYマーメイドII号の航海」
-Earth Partnership-
2008年3月中旬〜5月下旬
●航海概要
ソロセーラー堀江謙一(68歳)は1962年の「太平洋ひとりぼっち」以来数多くの航海を重ね、
96年にはアルミ缶リサイクルのソーラーパワーボート「MALT'S マーメイド号」でエクアドル-東京間の単独無寄港横断航海を、
99年にはビール樽リサイクルの「MALT'S マーメイド2号」でサンフランシスコのゴールデン・ゲイト・ブリッジから
明石海峡大橋間の航海、そして「太平洋ひとりぼっち」から40周年となる2002年、「MALT'S マーメイド3号」で
“太平洋ひとりぼっち”の再現の航海(西宮ーサンフランシスコ)を成し遂げ、昨年は「SUNTORY マーメイド号」で
単独無寄港世界一周(東回り2004〜05)を成功させケープ・ホーン東西両周り単独無寄港の世界一周の記録を打ち立てました。
今年68才の堀江謙一の航海はまだまだ続き、2008年3月中旬から5月下旬にかけ波浪推進船
「SUNTORY マーメイドII号」でハワイ・ホノルルー紀伊水道間の航海をいたします。
●計画概要
今回の「SUNTORY マーメイドII号」による航海は、2008年3月中旬、ハワイヨットクラブ(ホノルル)から出航し、
紀伊水道(徳島・蒲生田岬−和歌山・日ノ御碕の線上)まで約6,000kmを約2ヶ月半(予定)かけて航海するものです。
堀江謙一は今まで、風、太陽、人力エネルギーを原動力とした航海を成功させていますが、
今回は第4のエネルギーである波のエネルギーを原動力とする船、ウエイブパワーボードで航海に挑みます。
波のエネルギーを利用した船、ウエイブパワーボード(波浪推進船)による航海で世界で初めての試みになります。
波浪推進船の研究者 東海大学海洋学部 寺尾 裕 教授(船舶工学科)の協力を得、多くの企業協力、
そして1996年のMALT'Sマーメイド号の航海(エクアドル−東京)以来一昨年の単独無寄港世界一周の航海に続いて5度目になる
サントリー(株)の協賛を得て実現することになりました。
●「SUNTORY マーメイドII号」について
「SUNTORY マーメイドII号」の設計コンセプトは環境保全の延長線にあります。
波浪推進船そのものが世界で初めての船になるため安全性の高さを課題としました。
全長約9.5メートル(31フィート)の双胴船体は環境への配慮と3ヶ月近い航海に耐えられるよう
リサイクルアルミの中でも最高の強度を持つアルミニウム合金5083を使用します(住友軽金属工業提供)。
設計は「MALT'S マーメイド3号」「SUNTORY マーメイド号」の設計に引続き横山一郎氏が担当します。
・船体はアルミリサイクル(5083)を使用
最近では、ヨットは速さと操縦性から軽量化が図られる傾向にあり、殆どの船体の素材にはFRPが使用されていますが、
「SUNTORY マーメイドII号」の船体は、前回の航海と同様にリサイクル材が使用されています。
船体は航海の性格上、信頼度の高い耐食アルミ合金5083が使用されており、今回も住友軽金属工業(株)の協力によるものです。
この5083合金はアルミリサイクル材をベースにマグネシウムを4〜5%加えた合金で、
耐食性、溶接性に優れ実用非熱処理合金の中で最も強度が高く、現在、船舶、車両、圧力容器などに使用されています。
●航海スケジュール(予定)
| 2007年5月30日(水) | 進水式(福山市 常石造船カンパニー) |
| 2008年2月中旬 | 船積み 神戸港 |
| 2008年3月中旬 | 出航 ハワイヨットクラブ(ホノルル) |
| 2008年5月下旬 |
終航 紀伊水道(徳島・蒲生田岬−和歌山・日ノ御崎) |
●航海ルート
[協力]
東海大学・住友軽金属工業(株)・ツネイシホールディングス(株)・シャープ(株)・Hawaii Yacht Club
(社)関西ヨットクラブ・新西宮ヨットハーバー(株)・西宮市
[技術開発]寺尾 裕 [設計]横山一郎
[建造]常石林業建設カンパニー [後援]朝日新聞社
[協賛]サントリー(株)
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