アルミニウム車両委員会（日本アルミニウム協会）はこのほど、平成27年4月〜28年3月期におけるアルミ合金製鉄道車両の生産実績をまとめた。それによると、同期間に製造された普通鉄道車両数は774両で、前年同期689両に比べ13%増加した。モノレールおよび新交通システムを含めた総数では858両となり、前年同期743両に比較して15%の大幅な増加を示した。生産総数が年間800両を上回るのは4年ぶりである。

この中には、JR北海道・東日本・東海・西日本の新幹線車両が合わせて250両、総数の29%を占めており、そのうちJR東海とJR西日本向けのN700A系が176両を占め、JR北海道のH5系も20両含まれている。また、東京地下鉄が140両、輸出（イギリス、台湾、米国、シンガポール向け) 204両を記録、増加の要因となった。

この結果、昭和37年からの生産累計は普通鉄道で22,078両、総数では23,057両となった。